福山パッシブハウス
コンセプトは楽しく健康な家。そしてミッションはエネルギーバランスを最適化すること。
福山パッシブハウスは中国地方のほぼ中心にある。瀬戸内海気候で日照も多く温暖なこの地域にエネルギーバランスの優れたパッシブハウスが完成した。
医療に関わるご主人が沢山の選択肢の中からパッシブハウスを選んだ。病気の治療にお金を使うのではなく、病気にならないためにお金を使う方が良いと知っていたから。
真夏の夜、すぐ近くの河原で打上げられる花火が見える。打ち上る花火を家族や友人と2階のベランダや吹抜けのハンモックに横になって楽しんだ。ジメジメした夏の夜も快適に過ごせるのに皆驚いた。夏の冷房需要と除湿負荷が大きい地域であるため、深めの軒と外付けブラインドで日射をコントロールし、設備はアメニティエアコンを利用した給気冷房式としている。シンプルで回遊できる間取りは奥様の希望。吹抜けで建物の奥まで光が届くように配慮した。
建物の断熱、断面構成や開口部面積、形状、設備等を最適化することで低コストにもかかわらず高性能を実現している。わずか4kw程度の太陽光発電システムでパッシブハウスプラスの性能を実現できた。再現性を考えて国産の建材、設備だけで構成されたパッシブハウスはコスト面でも有利。『どこでも誰でも建てられるパッシブハウス』というコンセプトが貫かれている。
担当営業:福本
2020年PHJエコハウスアワード意匠賞受賞
ハウジングデータ
- 所在地
- 広島県福山市
- 施工
- 2019年
- 延べ床面積
- 47.23坪
- 年間暖房需要
- 14kWh/m²
- 年間冷房需要
- 22kWh/m²