倉敷パッシブハウスの冷暖房費

本日は弊社初のパッシブハウスである「倉敷パッシブハウス」のエアコン代についてお話します。

※2017年PHJ主催エコハウスアワードにて最優秀賞受賞


自然素材にこだわった倉敷パッシブハウス。
システムキッチン以外は床も壁も扉も全部、自然素材。
また室内と室内がスムーズにつながるよう、リビングの大きな窓を開けるとウッドデッキが広がっています。

軒下にはハンモックやテーブルがあって、その先には庭。さらにその先には里山があるというように、部屋と自然がひとつに繋がっていくようなイメージで設計しています。

30坪ほどの家ですが、冷暖房は6帖用エアコン1台で夏も冬もまかなっています。シーズン中、エアコンはつけっぱなし。冬場の室温は平均して24.5℃、下がっても23℃ほど。夏場は昼も夜も26~27℃くらいです。

家の中は部屋ごとにドアで仕切るのではなく、大きなひとつの部屋のようなイメージで設計しているので、家の中はどこでも気温が一定。

これは体験してもらわないとなかなか伝わらないのですが、ものすごく快適です。
一般的な家では暖房を付けている部屋だけが暖かく、廊下やお風呂、トイレなどはすごく寒いです。
そのような温度差はパッシブハウスにはありません。

さてこの家のエアコン代についてですが、冬は2022年11月~2023年3月までエアコンをつけっぱなしでトータル16,000円ほど。2023年の夏は6月~9月までつけっぱなしでトータル20,000円ほどでした。これは1ヶ月ごとの値段ではなく、シーズントータルの値段です。

断熱性能が良いと、外気温の影響を受けにくくエアコンをつけっぱなしにしてもそんなに電気代はかかりません。

今後も値上がりするといわれている電気代。
家づくりにかかるコストは少し高いですが、今後も支払い続ける光熱費のことを考えると、パッシブハウスを選ぶことはかなり賢いお金の使い方なのです。

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