北畝の家
計画地はご祖母様の家の北側の土地。
この場所で家庭を築いていくお若いご夫婦が将来的にどのように敷地を利用していくかが計画の肝であった。南の既存建物の取り壊しの可能性なども考慮しながら、敷地利用計画を行った。
限られたスペースでの建築計画であった為、採光については懸念があったが、軒の出を一部短くし、また吹き抜けを取り入れたことで室内は明るく広々とした空間に仕上がった。
LDKには8帖分ほどの大きな吹き抜けがある。晴れた日には上部の窓から綺麗な青空が望める。また吹き抜けは2階のフリースペースにつながっている。フリースペースでは家族の気配を感じながらも、自分だけの趣味の時間を過ごすことができる。お子様がおもちゃを広げて遊べるキッズスペースにしても良い。また壁で仕切ると個室にすることもできるように配置している。
吹き抜けで大空間のスペースが広がっていてもパッシブハウスメソッドの家なら温熱環境による不快感は最小限となる。形が綺麗な総二階でコストパフォーマンスにも優れているが、白を基調としたリゾート感の漂うホテルライクなデザインで、それを感じさせない上質な仕上がりの住まいとなった。
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ROOM TOUR「広々LDK、ホテルライクな家」
ハウジングデータ
- 所在地
- 岡山県倉敷市
- 竣工
- 2022年
- 延べ床面積
- 35.09坪
- 年間暖房需要
- 15kWh/㎡
- 年間冷房需要
- 27kWh/㎡