倉敷木材社員

スタッフコラム

スタッフコラム

土砂降りの雨の中で

 7月25(土)、26日(日)二日間を利用して吉井川に注ぐ源流の一つ美作加茂の森に行ってきました。生憎の土砂降りの中でのキャンプでした。友人の孫たちに飯盒で炊くご飯のおいしさをまた楽しさを教えてやりたいとの発案から実現したものです。2つの飯盒を用意したのですが、どういう訳か一つの飯盒は柔らかすぎて食べるのにチョットと引いてしまいました。しかも失敗を懼れて電気炊飯器でご飯を炊きましたがこれが最悪!ご飯が固くて食べられたものではないのです。そんなキャンプでしたが、総檜作りの隠れ家的な別荘といった風情のバンガローを借りて一泊したのです。そこにはテレビはなく、夜のとばりが下りるとまっくら闇。周りは樹齢90年のヒノキに囲まれた人工林です。県道からは近いのですが、車の音がするわけでもなく森閑としたなか、普段、夜盗虫の私たちも10時半には床に就くのでした。


 この森は私有林で林業に限界を感じた個人が観光林業を興したところです。行政の手が加えられてないぶん幾分不便さを感じるかもしれませんが、自然と戯れることができます。こどもたちはアマゴを手掴みで摑まえたり、川遊びに興じたりして歓声をあげていました。夜には招かれざる訪問者もありました。キイロスズメバチをはじめいろんな虫が照明に寄ってきます。キイロスズメバチの被害者もでましたが事無きを得ました。オオスズメバチを焼酎漬けにしたものを見せて頂きましたが、吃驚仰天!なんとオオスズメバチの顔が1円玉位の大きさ。これじゃ死に至るというのにも肯けます。


 日頃の喧噪を離れ、雨降りのため手持ち無沙汰。オーナー夫妻と食事(キャンプの定番カレーライス)しながら会話に花が咲きましたが、ご夫妻の「人が好き!」ということに痛く感じ入りました。人里離れたあの地(黒木地区30世帯)で林業を営み、人が来てくれるのがうれしいとのことでした。最初はお互い緊張から笑顔が堅く、時が経つにつれ緊張が解れ、お帰りになる時は「また来るね」の一言。あの瞬間が堪りません。とオーナー夫妻はおっしゃてました。まさに「一期一会」。いろんなそれぞれ違った人生を送ってきた人たちがここに会して、また明日からの活力の一助になることにお手伝いできれば・・・、趣味と実益を兼ねた面白い商売です、とも。

 人間watchingしてきた住宅部片山でした。オーナーの奥様がお好きだとおっしゃた、まだ夜の明けきらない早朝のシーンとした、身の締まる思いがする空気、こういう空気を皆様にお届けできないのが残念です。
 
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△土砂降りの間隙を縫ってのそうめん流し

2009 7 29 (水)

ふるさと岡山の森を訪ねる旅・新庄村へ

こんにちは、インテリアコーディネーター吉田です。
ふるさと岡山の森を訪ねる旅へ7月19日(日)に行ってきました!
クラモクでは高梁川の源流を訪ねる旅を7回開催してきました。今回8回目となる旅は、名称を「ふるさと岡山の森を訪ねる旅」と変えました。
林業の現状や森林の役割を学び、地元の木材を使うことの大切さを知ってもらおう!というイベントです。行き先は、岡山県真庭郡新庄村です。総勢49名の旅となりました。

午前、岡山県で初めて認定された森林セラピー基地へ行き、インストラクターの方に案内してもらいました。
腐葉土の上を歩くとやわらかい感触や、ブナの木が水を吸い上げる音をきいて森が生きていることを実感しました。皆さん森の独特の香りや空気を楽しんでいました。

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↑右側の人工林は二酸化炭素吸収量が高く、
左側の広葉樹からなる天然林は保水力が高いそうです。

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↑木材チップの敷かれたブナ林の中は幻想的でした。

お昼には、がいせん桜通りを歩き「さくら茶屋」で昼食。新庄村で取れた食材を使った料理はすごく美味しかったです!雰囲気の良いところなので皆さんも行ってみて下さいね。

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↑歴史的な町並みの、がいせん桜通り。

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↑醤油蔵を改装したお食事処「さくら茶屋」で昼食

午後からは、國六株式会社新庄事業所長の黒田さんに案内していただきました。
針葉樹を帯状や格子状に間伐して、間伐した部分に広葉樹を植えていくなど計画的な森づくりを見せてもらいました。
林業は50年100年先を見越して仕事をされています。
健康な森づくりには間伐が大切です。間伐されずに放置された森林は薄暗く、足元に植物は見られません。木の栄養状態も悪くなります。適切な間伐をすることで日当たりが良くなり元気な木が育ちます。

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↑元気な森の様子を見ることが出来ました。

長い間大切に育てられた県産材がクラモクの住宅にも使われています。
クラモクでは県産材を生かした家作りや200年住宅に取り組んでいます。
地元の木が使われることで、地元の森林が健康になる事を多くの方に知ってもらいたいです。
黒田さんに林業はもちろん、新庄村の活動や歴史なども楽しく教えていただき、有意義な一日でした。

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イベントに協力いただいた方々、大変お世話になりました。
そして参加していただいた皆様ありがとうございました。
また来年も活動を続けていこうと思っていますのでよろしくお願いします!

2009 7 23 (木)

便読法

現在、我が家には一人になって落ち着ける場所としてはトイレしかありません。そこに本を持ち込んで、my libraryとしています。ちなみに便読法と称しています。しかも、そこにはコミック本しか置いていません。「ザ・シェフ」「ブラックジャック」「項羽と劉邦」「水滸伝」等々。「項羽と劉邦」は1~21巻あり、特に面白く何度も読み返しています。「背水の陣」「四面楚歌」という言葉もここからできました。 

項羽は百戦百勝の武将と云われ、代々楚の将軍を務めた家柄の出です。人を信じ難く、彼の前に立てば命はないと言われるほどでした。取りまきは彼のご機嫌を損ねずうまく渡っていくというような人間ばかりでした。意見する者は范増という人物がいましたが・・・。制圧した領民には強姦・強奪なんでもあり、兵士も好き放題状態でした。そんな項羽は5年という歳月を戦に明け暮れ挙句の果て、四面楚歌という窮地に陥りました。

一方、劉邦は農民出身で、若い頃は農業をやらず、酒と女が大好き青年でした。そんな劉邦には不思議な魅力があり、彼のもとには人が集まってくるようなカリスマ的な存在でした。農民出身の彼は人民の痛みが分かるひとでした。そんな劉邦は天下を統一して約400年続く漢王朝の基を開いたのです。張良、蕭何、韓信という劉邦配下の三傑といわれる家臣の存在が大きいのも彼の人徳によるところでしょう。また韓信は世界軍事史上の名将として名を馳せています。項羽軍から嘲笑されようが、背水の陣をとった武将です。

この二人から「天下を制する人望」とは?と考えさせられる物語です。
私たち臣下のものは、置き換えると果して、張良?蕭何?韓信?社長に意見するということはおこがましくもあり、畏れ多いことですが、便読法で考えさせられたことでした。住宅部 片山がお送りしました。

2009 7 13 (月)